【ストックイラスト】質と量、重視すべきはどちら?長期的視点で解説
こんにちは。フリーランスデザイナーのおさかなです。
ひょんなことから思ってもみない時期に退職することになり、転職するでもなくフリーランスになって、夢のフリーランス!フリーのデザイナー!と毎日ハラハラしながら楽しんで過ごしています。
個人が発信するのが当たり前になってきた現代に、需要が高くなるストックイラストを副業に選ぶ人も少なくありません。
たくさんのイラストを登録する必要があるストックイラストで「質と量、どちらを重視すべきか」というテーマは、これから副業に始めようとしている人には気になるポイントですよね!
特にイラストが趣味の方にとっては、どうすれば自分のイラストがたくさんダウンロードされるか、悩むことも多いと思います。
ここでは質重視・量重視のどちらを優先すべきか、分かりやすく解説します。
ストックイラストで「質」が優先されるべき理由
今回は「質を優先した方がいい」という方向性で話をまとめました。
もちろんこれは個人の主観によるもので、反対に「量」優先の方がいいという意見もありますし、どちらも長所があります。
この機会に何を重視して投稿していくかを考えてみて、ぜひ今後のストックイラストに活かしてみてください。
「質」優先だと ダウンロードされやすくなる
当たり前のことですが、ストックイラストサイトではイラストがダウンロードされることが収益に直結します。
質が高いイラストは見た目がキレイで手堅くプロっぽく見えるので、目に止まりやすくなり、ダウンロードされる確率がアップします。
例えば、色の使い方がまとまっていて上手いとか、キャラの表情がしっかり描かれているとか。ユーザーが目的のイラストを探している時に使用するイメージがつくようにしてあげると、ストックサイト内でも差別化にも繋がって、一石二鳥です。
シンプルに「このイラスト使いやすそう!」と思ってもらえることが大事なんです。
- 毎日コツコツと絵の練習をする
- 結果、クオリティの高いイラストが描けるようになる
- 線や絵柄、バランスの取り方等、絵を描く上で必要な要素が安定する
- 色を勉強してみる
- イラストが質高いのに加えて、色使いも良ければより使用イメージがしやすくなります
- 例:色彩検定にチャレンジしてみる
「質」優先だと 他の作品と差をつけられる
ストックサイトには大量のイラストが登録されていますが、ユーザーの目を引く作品はごく一部。そして今はAI生成画像が流行っている時代です。
質の高いイラストは、他の作品と比較しても「このイラスト、ちょっと違うな」と思ってもらえるので、選ばれやすくなります。
自分だけの個性を出しつつ、丁寧に作り込むことで注目を集めやすくなりますよ。
- たくさん広告を見てレイアウトを勉強してみる
- レイアウトを知ることで、イラスト以外の要素にも目が向けられるようになります。例えばイラストを複数集めたセット販売をするとした時、乱雑に並べるのではなく、意図的に並び替えてイラストが映えるようなレイアウトにすることが可能になります。
- 日頃から色んな種類の広告を観察することから始めてみましょう
「質」優先だと 長くダウンロードされ続ける
見た人が「また使いたい」と思いやすいような質の高いイラストをたくさん描くと、右肩下がりにダウンロード数が下がっていくイラストでも、長期間にわたってダウンロードされる傾向にあります。
一度登録した作品が長くダウンロードされ続ければ、その分安定した収益にもつながります。だからこそ、クオリティにこだわるのは、実は将来的にもお得なんです。
「質」優先だと 信頼度が上がる
質が高い作品が増えてくると、あなたのアカウントや作品に対して「この人のイラストなら安心して使える!」と思うユーザーが増えます。
「このテーマはこの人が強い」と思われれば、アカウントフォローしてくれたり、お気に入りに入れてくれる確率も上がります。
そんな信頼が生まれれば、リピートしてくれる人も多くなり、長く続ける上でも非常に有利です。
- 同じテーマ・似たテーマを重点的に投稿する
- 例えば学校をテーマにした場合、学校に関連するものを片っ端からイラスト化していくイメージです。
とある先生が、生徒や保護者に向けた配布物を急いで作りたい!と思っている場面で、サッと検索した時にあなたのイラストがたくさん検索表示されたとしたら。かつ使いやすいテイストのイラストだったら。あなたでもクリックして詳しく見てみると思いませんか?
これにより、学校の先生が一人でも「この人のイラスト、使い勝手いいな」と思ってくれたら、リピーター獲得になります。
- 例えば学校をテーマにした場合、学校に関連するものを片っ端からイラスト化していくイメージです。
- イラストを使う人とその環境を具体的にイメージする
- 学校の先生ならどんなイラストが必要でしょうか?
担当する学年によっても様々でしょうし、先生自体の性格、年度行事、どんな場面で必要としているかも考えてみるといいでしょう。 - このように、具体的な使用者をイメージしてイラストを描いたりタグ付けするのはとても有効です。
- 学校の先生ならどんなイラストが必要でしょうか?
「質」優先だと 自分のポートフォリオとしても活用できる
ストックイラストの作品は、自分のポートフォリオにもなります。
ストックイラスト以外の経路からクライアントワークのお話があったとしたら、ストックサイトのプロフィールURLを送ればポートフォリオ代わりになったり、
クオリティにこだわった作品が増えれば、他の仕事や依頼を受けるときにも「この人の作品なら間違いないな」と思ってもらえます。
特に将来、イラスト関係の仕事に興味がある人には、質を重視した作品はポートフォリオとして大いに役立つこと間違いなしです。
- ストックサイトでイラストをグループ分けしておく
- イラストをたくさん描いていると、複数の種類やテーマがバラバラに登録されることってありますよね。これを見た目良くグループ分けできるストックサイトでは仕分けしておきましょう、という話です。
- 例えばPIXTAでは、プロフィール画面にURLリンクやバナーリンクを設置できます。
リンクには「SDGs」とし、リンク先を「SDGsタグをつけた自分の投稿」がまとまって表示されるようにするなど、見せたいグループやユーザーにとって使い勝手のいいグループに分けて置いたりと工夫することができます。
反対に「量」を重視した方がいい場合
一方で「とにかく数を出した方がいいんじゃない?」という意見もあります。
例えば、数をたくさん作ることで、ユーザーの好みに合う作品が一つでも増える確率が上がります。数が多ければダウンロードのチャンスも増えますよね。
初心者の場合、最初は質にこだわりすぎるよりも色んなテイストやテーマでどんどん作品を作ってみるのも一つの手。
そこから何がダウンロードされやすいかを学んで、だんだん質を上げていくのもおすすめの方法です。
まとめ
ストックイラストを始めるうえで「質と量、どちらを重視すべきか」の結論としては、やはり「質」を意識しつつ、少しずつ「量」を増やすことが大切です。
急いでたくさんの作品を出すよりも、しっかりと丁寧に作り込むことで、長くダウンロードされる作品が生まれます。
その上で初めての挑戦なら、まずは「イラストAC」に作品を登録してみるのも良いステップです。イラストACはユーザー数・ダウンロード数ともに高いため、イラストの反応も確認しやすいです。
少しずつステップアップして、自分のイラストが多くの人に活用される喜びを感じてみませんか?
また、この他にもストックイラストやイラスト仕事に特化した記事を書いています。
ご参考までに。