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【脱・月収1万円】前倒しで効率よく売る!売れ筋のストックイラスト年間戦略

効率よく売る年間スケジュール_アイキャッチ
osakanasan

こんにちは。フリーランスデザイナーのおさかなです。

ひょんなことから思ってもみない時期に退職することになり、転職するでもなくフリーランスになって、夢のフリーランス!フリーのデザイナー!と毎日ハラハラしながら楽しんで過ごしています。


ストックイラストを始めたばかりの方や中級者の方にとって、売れ筋のテーマ選びや季節ごとのトレンドを把握することは非常に重要です。

しかし、思いつきで描きたいものを制作するだけでは、特に需要がある時期に作品を表示することが難しくなります

この記事では、季節やイベントを先取りした制作スケジュールを紹介し、売れるイラストを計画的に増やす方法を解説します。
特に「3〜5ヶ月前倒し」で制作を開始することで、サイト上で需要が高まる時期に適切に表示されることが可能です。

この年間スケジュールを参考にして、安定した収入を目指してください!

季節やイベントを意識したストックイラスト制作をしておくべき理由

年間の売れ筋を把握しチャンスを逃さないため

特定シーズン限定のテーマと、通年で需要があるテーマを組み合わせることで、販売チャンスを最大限に広げることができます。

通年需要の高いテーマ(ウェルビーイングやインクルージョンなど)を押さえながら、クリスマスやバレンタインといった季節テーマも計画に取り入れて、安定して売れるイラスト特定時期に売れるイラストの両方を作成します。

この両軸をバランスよく作っておき、1年を通して安定した売り上げが見込めるベースを作りましょう。

ストックサイトの審査期間の分を前倒して制作する

ストックサイトでは作品の審査や承認に数週間〜数ヶ月かかる場合があり、完成直後にすぐ表示されるわけではありません。

需要がピークに達する季節やイベントの3〜5ヶ月前から制作に取り掛かり、最も検索されやすいタイミングで表示されることを目指しましょう。

ストックサイトによって全然違う審査日数

これはストックサイトによっては審査が数日〜数ヶ月にも及び、非常にラグがあるため、審査期間が長いサイトは余分に前倒しが必要になるので注意してください。

参考として、代表的なストックサイト一覧です。

代表的なストックサイト
  • イラストAC
    • ユーザーは1300万人以上、イラストレーター会員数14万人以上の大規模ストックサイト。
      クレジット表記不要かつ商用利用OKのため、個人での利用はもちろんのこと、デザイン関連企業・テレビ局・官公庁・大手企業など幅広く利用者が多い。
  • PIXTA
    • PIXTAは、日本発のストックフォト・ストックイラストのプラットフォームで、特に日本市場に強みがあります。クリエイターの活動をサポートするためのガイドラインやセミナーを提供していて、初心者でも安心して作品をアップロードできます。
  • Adobe Stock
    • Adobe製品と連携しており、PhotoshopやIllustratorユーザーに直接アクセスできます。ロイヤリティが比較的高めで、クオリティの高い作品が評価されやすい環境です。
  • Shutterstock
    • 世界中のユーザーが利用しており、ダウンロード数が多いため、安定した収益を期待できます。多様なカテゴリーのイラストが求められており、初心者からプロまで幅広いユーザーに対応しています。

ストックイラスト月別テーマ 年間スケジュール

ストックイラストをやると決めたはいいけど、「何を描けばいいか悩んで何も描けていない」「行動できていない」という方は多いのではないでしょうか?

その行動に起こせない時間は非常にもったいないです。
どうせなら、その時間を売れやすい順に描いて効率化しましょう。

以下がストックイラストの月別オススメ順に並べた、効率のいい制作スケジュールです。
イラスト趣味界隈によくある「イラストお題」とでも思って、まずは描いてみるのがオススメです。

作成月 表示月 イラストのテーマ テーマのイラスト例
6月 9月 クリスマス
年末年始
クリスマスパーティー、ギフト交換、イルミネーション
雪景色、年末の大掃除や新年の準備、干支をモチーフにしたデザイン
7月 10〜11月 冬の暮らし
バレンタイン
温かい飲み物を飲むシーン、厚着での外出シーン、暖炉やこたつでのリラックス
バレンタインのギフトやカフェでのデート
8月 11月 新年のメンタルヘルス
ウェルビーイング
新年の目標設定、セルフケアやリラクゼーションシーン
早朝のエクササイズやヨガ、メディテーションなど
9月 12月 多様性
インクルージョン
異なるバックグラウンドを持つ人々が一緒に働く職場の風景
友人関係、春の新しい出会いやチームワークのシーン
10月 1月 リモートワーク/デジタルノマド 自宅やカフェでの仕事シーン、ノートパソコンでの作業
旅先でのリモートワーク、カフェでの会議や一人時間
11月 2月 サステナビリティとエコロジー リサイクル活動や持続可能な生活シーン、エコバッグや再生可能エネルギーを使用した生活、地域のゴミ拾いや植林イベント
12月 3月 LGBTQ+プライド月間 虹色の装飾やプライドパレード、ジェンダーフルイドな人々の日常シーン、互いを尊重し支え合うカップルや仲間たちのビジュアル
1月 4月 夏のイベント 夏祭りや縁日、浴衣姿の人々、ビーチでのレジャーやキャンプ、花火大会
サマーセール向けのPOPイラスト
2月 5月 夏休みの親子
リモートワーク
子どもと遊ぶ親のシーン、リモートワークしながら育児
休暇中のカフェ作業シーン、ワークライフバランスを意識したデザイン
3月 6月 秋のメンタルヘルスとウェルビーイング 秋の夜長にリラックスするシーン、読書や手芸、アロマでの癒し、コーヒータイム、セルフケアを大切にする日常
4月 7月 ハロウィン
秋の季節感
カボチャの装飾、ハロウィンパーティーの風景
落ち葉で遊ぶ子どもや秋の収穫祭、温かみのある家庭の食卓
5月 8月 感謝祭とサステナビリティ 感謝の食卓や家族団らん、秋の自然の恵みを大切にするシーン、収穫した作物やエコなライフスタイルを意識したビジュアル

必要とされる時期に「イラストがある状態」にしておこう

作成月:イラストを作成し、ストックサイトへ投稿しておく月
表示月:イラストをストックサイトに掲載しておきたい月

作成月と表示月が分かれている理由は、ストックサイト利用者の立場になると分かります。

イラストを必要としている人(例えば広告制作会社)が広告を制作するのは、広告を出す1〜3ヶ月前であることが多いです。
何か一つ広告するのにも複数の人が関わるので、前倒しで準備しなくてはなりません。そうするとチラシや広告画像なども時期を早めて制作することになるのですが、その制作の時期にストックサイトにイラストが登録されていなかったら検索に引っかからない=利用されない、というワケです。

イラストがないということは、商品数やバリエーションが足りないということ。これを自分に置き換えて考えてみてください。

あなたのイラストは商品棚(ストックサイト)にしっかり並んでいますか?
その商品の種類は充実していますか?
通年必要なイラスト、特定の時期に必要なイラスト、どちらも並べられていますか?

これらは安定した収入が欲しい、イラストを副業にしたいと思っている人には欠かせない考え方です。ぜひ取り入れてみてください。

またこちらも関連した記事です。初心者の方が知りたい情報をまとめました。よかったらどうぞ。

合わせて読みたい
【初心者も安心】ストックイラスト1〜2ヶ月目あるある【課題5つと解決策】
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楽しみながら売れ筋を狙うコツ

トレンドを継続的にリサーチする

ストックイラストの購入者層は、広告代理店やSNSマーケティング、ブログ運営者など、トレンドを重視する方々が多くを占めます。
SNS、ニュース、Googleトレンドなどのプラットフォームを定期的にチェックし、次に来そうなテーマやビジュアル要素をリサーチしましょう。

例えば、エコロジーやメンタルヘルスは常に注目されるテーマであり、その中で「具体的な取り組み」や「新しい生活習慣」がトレンドになっていることが多いです。

ニュースを普段と違う目線で見られるきっかけになりそうです。

人気のシーンやスタイルに柔軟に対応する

人気のあるシーン(自宅やカフェでのリモートワーク、アクティブな日常、ペットとの生活など)は、日々の生活の一部を切り取ったビジュアルとして人気があります。
これらはテーマとして単体でなく、例えば季節の背景やファッションと組み合わせることで、より需要が高まります

また、ビジュアルのスタイルも変わりやすく、ナチュラルな写真風、アイソメトリックのイラスト、フラットデザインなど、様々な表現方法に対応すると購入者の幅が広がります。

年間スケジュールに沿って人気あるシーンに寄ったイラストを描いてみるのもオススメです。普段と一味違うイラストが描けて自分も楽しめるかもしれません。

特定の年齢層やライフスタイルを意識する

特にストックイラストでは、ターゲット層が明確な作品が好まれる傾向があります。

若者向けのリモートワークやデジタルライフスタイル、中年向けの健康・ウェルネス、シニア向けの健康管理やペットとの時間など、年齢やライフスタイルに合わせたテーマを取り入れると、明確なニーズに応えやすくなります。

年間スケジュールに加えて、ご自分の絵柄やクセに合った年齢層を描いてみるのもオススメです。

日本の季節感を重視する

日本市場向けのストックイラストでは、特に季節感や日本固有の文化に基づいたイラストが人気です。

例えば、春は桜の花見、夏は浴衣や夏祭り、秋は紅葉、冬は雪景色やお正月の飾りといった要素を取り入れることで、広告やコンテンツに合わせやすいものが喜ばれます。
また、日本独自の行事や季節の移り変わりを意識した作品は、国内市場での購買層に対する訴求力が高いといえます。

日本国内で人気なイラスト、国外で人気になるイラスト。同じテーマでも絵柄やテイストによってどちらかが秀でる場合があります。
似た関連キーワードも検索してみて、参考や検討材料にして市場調査してみるのも楽しいですよ。

まとめ

ストックイラストの販売では、ただ描きたいものを作成するだけでなく需要が高まるタイミングを意識して作品を準備することが鍵となります。

特に、3〜5ヶ月前倒しで制作に着手し、シーズンに合わせたテーマで作品を揃えておくことで、季節ごとのニーズに応じた作品を提供できるようになります。

また、通年で求められるテーマと季節ごとのテーマをバランスよく組み合わせ、年間を通じて継続的な販売機会を作り出しましょう。

初心者〜中級者の方も、このガイドに沿って計画的に取り組むことで、少しずつ売れ筋イラストの制作力を磨き、安定した収入へとつなげていきましょう。

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