【覚えられない人向けアナリティクス】分かりやすく1ページ毎に用語解説

こんにちは。フリーランスデザイナーのおさかなです。
ひょんなことから思ってもみない時期に退職することになり、転職するでもなくフリーランスになって、夢のフリーランス!フリーのデザイナー!と毎日ハラハラしながら楽しんで過ごしています。
今回はGoogleアナリティクス(GA4)の用語たちを分かりやすく解説します。
Googleアナリティクス系の専門用語やマーケティング用語って、覚えても次の日には忘れてる…ということありませんか?
この記事では備忘録も兼ねて、初心者向けに平易な言葉でまとめていきます。
「アナリティクスの用語を覚えたいけど、横文字ばかりで覚えにくい…」
そんな方の力になれると嬉しいです。少しでも覚えて実務に生かしましょう!
前提
アナリティクスのページ毎に用語解説します
「用語をズラッと並べられても、それがどこでどう使われている単語なのか分からんのですよ!」と声を大にして言いたい!初心者に優しくしてほしい…!
ということであくまでも分かりやすく書いていきます。
アナリティクス「ホーム」にある用語説明

↑この画面上にある用語の解説からはじめます。
「ホーム」では、自分のアナリティクスの利用状況から関連性の高い情報を都度表示してくれるようになっているそうです。
なので「変動してほしくない」「毎日追いかけている数値がある」という方は、表示をカスタマイズするか、このページではなく各情報掲載ページを直接見に行くのがよさそうです。
「ホーム」のページ関連用語一覧
- コンテンツ「Recently accessed」
- 最近自分がアクセスしたコンテンツへのリンク集を表示
- コンテンツ「おすすめ」
- Googleからのおすすめを表示
- コンテンツ「分析情報と最適化案」
- 履歴や設定の傾向に基づいたGoogleから分析情報や最適化案を表示
- 分析情報:データの傾向や異常値を検出する機能。アナリティクスインサイト。
- 自動インサイト:異常値やサイト内傾向が自動的に検出される
- カスタムインサイト:自分で設定した条件で通知される
- 最適化案:キャンペーンの掲載結果を改善する提案機能
- 分析情報:データの傾向や異常値を検出する機能。アナリティクスインサイト。
- 履歴や設定の傾向に基づいたGoogleから分析情報や最適化案を表示
- リンク「レポートのスナップショット」
- アナリティクス内のさまざまなデータ概要を表示
- 例:売り上げ上位商品、閲覧数の多いページ、アクセス数の多いトラフィック ソースなど
- アナリティクス内のさまざまなデータ概要を表示
- リンク「リアルタイム」
- 直近30分間のサイトやアプリ内のユーザー行動を表示
- 例:ユーザー数、インタラクションの種類、アクセス数上位のページなど
- 直近30分間のサイトやアプリ内のユーザー行動を表示
- リンク「ページとスクリーン」
- 各ページやアプリ画面でユーザーが行った操作を表示
- 例:ページ表示回数、ユーザーあたりのビュー数、イベント数など
- 各ページやアプリ画面でユーザーが行った操作を表示
- リンク「国(ユーザー属性の詳細)」
- ユーザーの主な属性(国、年齢、言語、性別など)を表示(※データ共有に同意したユーザーのみ)
- その際、最低限のユーザー数を満たさなければ表示されない
- リンク「トラフィック獲得」
- ユーザーの流入経路を表示
- 例:Organic Search(検索サイト流入)、Paid Search(リスティング広告流入)、Organic Social(SNS流入)、Direct(ブラウザへURL直接入力した場合/ブックマーク流入)など
- ユーザーの流入経路を表示
- リンク「すべての統計情報」
- コンテンツ「分析情報と最適化案」のアナリティクスインサイトを表示
参考:Googleアナリティクス – [ホーム]ページについて
アナリティクス頻出用語まとめ
アナリティクス全体で見られる用語をまとめました。
単語の意味… 「単語本来の意味」を記載
例えば…「どういったものが当てはまるか」を説明
何が分かる用語?…「何が計測できるか」「分析の例」を説明
「カタカナばっかりで分からなくなる…」という方は、目次やページ内リンクを辿りながらGoogleアナリティクスの全体像を掴んでみてください。
アクティブユーザー(AU)とは
特定期間内にサイトを訪れた「ユーザーの人数」のこと。
例えば
- 期間内に同じユーザーが何度サイトを訪れても →AU数:1
- サイト訪問数がAさん1回、Bさん2回、Cさん3回なら → AU数:3
何が分かる用語?
- リピーターがいるか分かる
- ユーザー数(訪れた人)とセッション数(訪れた数)の比較で、「同一人物が何回サイトを訪れているか」が分かる
- 同じ人でも、パソコン・スマホ両方で訪れた場合などは流入経路が違うため同一人物と認識できず「ユーザー数:2」となるので注意
- ユーザー数(訪れた人)とセッション数(訪れた数)の比較で、「同一人物が何回サイトを訪れているか」が分かる
- ユーザーのサイト回遊率が分かる
- ユーザー数(訪れた人)とページビュー数(ページが表示された数)で「1ユーザーが何ページ閲覧したか」の平均が分かる
- 回遊率が高い =「他のページも読んでみたい」とユーザーが興味を示し、誘導できている良い状態
- 回遊率が低い = 他ページへの誘導が上手くいっていない状態
- ユーザー数(訪れた人)とページビュー数(ページが表示された数)で「1ユーザーが何ページ閲覧したか」の平均が分かる
似た用語との違い:ユニークユーザー(UU)
- どちらもユーザー数。期間が設定されているかいないかの違い。
- アクティブユーザー →特定の期間内に訪れたユーザーのこと
- ユニークユーザー →純粋に「ユーザー」のこと
エンゲージメント(ENG)とは
サイトやアプリに対する「ユーザーの操作」のこと。
単語の意味:愛着、関与
例えば
- ユーザーが10秒以上セッションを継続した場合
- コンバージョンイベントが発生した場合
- 2ページ以上閲覧した場合
何が分かる用語?
- ユーザーがどれだけ興味を持ってくれたか
ページビュー(PV)とは
「webページの閲覧数」のこと。
例えば
- 1ユーザーが5ページ閲覧した →ページビュー数:5
- 2ユーザーが5ページずつ閲覧した →ページビュー数:10
- 3ユーザーが1ページずつ閲覧した →ページビュー数:3
何が分かる用語?
- サイトがどれくらい利用されているかが分かる
- 訪問別PV数・平均PV数…1セッション(訪問)あたりのPV数の平均
- 1回のサイト訪問で何ページ閲覧しているか=回遊率の良し悪し
- 訪問別PV数・平均PV数…1セッション(訪問)あたりのPV数の平均
- サイト回遊性の改善ポイントが分かる
- 1セッションに1ページ閲覧している状態なら、回遊率が悪い状態
- 「各ページのクオリティが低い?」
- 「欲しい情報がない・ユーザーの希望を満たしていない?」
- サイト内の動線が悪く「目的ページに辿り着く前に離脱している?」と考えられる
- 1セッションに1ページ閲覧している状態なら、回遊率が悪い状態
インタラクションとは
ユーザーがサイトやアプリ上でとった行動。
「イベント」というページ遷移を伴わない計測が可能。
単語の意味
- 「 inter (相互に)」「action (作用)」を合わせたもの
- 「人がアクションを起こすと→機械がリアクションする」ことをいう
例えば
- ページスクロール、ページの読み込み、リンクのクリック、サイト内検索、購入の完了、アプリのクラッシュなど
- 主にGoogle広告で使用される(ユーザーのアクションが多いため)
何が分かる用語?
- ユーザーの興味度合いが分かる
- 「ページAでは最後までスクロールされてるけどページBでは冒頭で離脱されている」→ページBをクリックしたまではいいが、ページ冒頭に閲覧を続けなかった理由(改善の必要)がありそう
トラフィックとは
サイト訪問したユーザーがどこから流入したか。その数。
単語の意味:交通(量)、通行(量)
例えば
- リアルタイムレポートのトラフィック →今現在サイトにアクセスしているユーザーがどこから流入したか
- すべてのトラフィック →特定期間内のユーザーがどこから流入したか
- トラフィックソース →ユーザーがアクセスした経路や方法のこと。到達経路。
何が分かる用語?
- 自分が強い/弱い媒体の現状把握
- 今後の計画が立てやすくなる
- 例:オーガニック流入70%、SNS流入20%、他10%の場合
- オーガニック70%の中でも大部分を占めるものは何か?→集中して強化する必要性
- SNSを強化するのはマストとして、20%の中でもどのコンテンツが閲覧数が多いか?→ユーザーが求めているコンテンツの目星をつける
- 例:オーガニック流入70%、SNS流入20%、他10%の場合
- 見込み顧客の発掘
- 「アクセス元を把握する→アクセス元を強化する」の構図ができる
- 「この内容はSNS①からの流入が多い」→関連内容をSNS①向けに作る など
- 「アクセス元を把握する→アクセス元を強化する」の構図ができる
セッションとは
ユーザーがサイト訪問〜離脱するまでの一連のこと。流入数。訪問数。
30分間 操作されないと、サイトを離脱した扱いになる。その後アクセスされた場合はさらに1カウントとなる。
お店に「来店した回数」と考えると覚えやすい。精肉コーナーや青果コーナー等に何回行っても来店回数は1回なのと同じ。
例えば
- サイトを1ページ閲覧してブラウザを閉じた →セッション数:1
- サイトを5ページ閲覧してブラウザを閉じた →セッション数:1
- サイトページを閉じてから再度サイトを閲覧した →セッション数:1
- サイトを3ページ閲覧後、30分以上経ってから閲覧再開した →セッション数:2
何が分かる用語?
- サイト集客力が分かる
- URLが変わる度にカウントされるページビュー数とは違って「ユーザーがサイトを何回訪問しているか」が分かる
まとめ
アナリティクスは基礎情報が多いため、ざっくりとまとめてみました。
Googleアナリティクスは単純にアクセス数を知るだけでなくサイト全体の多面的な状況把握につなげられ、将来を良くしていくための改善案も考えられる素晴らしいツールです。
情報の取り方や掛け合わせ方を知って、今より深くサイトを判断できるようになりましょう!
少しでもその一助になれれば嬉しいです。