【Mac】複数ファイルを一括圧縮!個別にzip化する方法
こんにちは。フリーランスデザイナーのおさかなです。
ひょんなことから思ってもみない時期に退職することになり、転職するでもなくフリーランスになって、夢のフリーランス!フリーのデザイナー!と毎日ハラハラしながら楽しんで過ごしています。
今回は Macで「複数のファイルを一括圧縮し、個別のzip化」する方法をご紹介します。
かれこれ10年くらいMacを使って仕事してきましたが、意外と知らなかったことをメモがてらに書きました。色々端折っていますがご了承ください。
複数ファイルを個別にzip化する流れ
初期設定
これから使う「アーカイブユーティリティ」を以下の手順から探せます。やりやすい方でOKです。
- ファイル格納場所から見つける
- Macintosh HD / System / Library / CoreServices / Applications / アーカイブユーティリティ.app
- Spotlightから見つける(こちらが簡単)
- Finderウィンドウ右上の虫眼鏡アイコンへ「アーカイブユーティリティ」と入力する
「アーカイブのフォーマット」内の選択肢によって圧縮方法が変わります。
デフォルトでは圧縮アーカイブまたは通常のアーカイブだったかと思いますが、「Zipアーカイブ」に設定することでファイル毎にzipファイルに変換されます。
保存ボタンもないので選択後にウィンドウを閉じれば設定完了です。
個別にzip化する方法
Macで使う圧縮方法は主に2つあります。
- ファイル全てが一つにまとまる
- ファイルを選択 → 右クリック → 「圧縮」を選択
- 画面左上のFinderメニュー → 「編集」 → 「圧縮」を選択
- ファイルが個別にまとまる
- ファイルを選択 → 「アーカイブユーティリティ」アイコンへドラッグ&ドロップ
個別にzip化したいなら②の方法で圧縮してください。方法によってファイルのまとまり方が違いますので用途に合わせて使ってみてください。
②の方法でやったけど拡張子が.cpio等になる場合
zipじゃない拡張子になって困っている人は、アーカイブのフォーマットが正しく設定されていないので一つ上のコンテンツを読み直してみてください。
右クリック経由か、アプリへのドラッグ&ドロップかによって圧縮のされ方が違うって知らなかったです。こんな風に新しいことをやると、知識が増えて楽しいですね。
さらに!気の利いたzip化をしたい人向け設定 + 豆知識
このアーカイブユーティリティ設定をもう少し噛み砕くと今よりもっと便利に使えます。ちょこっといじってみると後の日常の小さなストレスが消えます。
展開したファイルの保存場所
展開 = 解凍 なので、ラベルの通り「解凍したらどこに保存しますか?」の意味。
デフォルトの「アーカイブと同じディレクトリ内」で問題ないかと思われますが、解凍したデータは必ずここに入れる!というような固定の格納場所があるならここで指定してください。
展開後
「解凍後、元のzipはどうしますか?」の意味。私は元のzipを保存しておくこともあるので、デフォルトのまま①にしました。
- アーカイブをそのままにする(デフォルト)
- 元のzipはそのままにする
- アーカイブをゴミ箱に入れる
- 元のzipをゴミ箱行きにする
- アーカイブを削除
- 元のzipを完全に削除(復元できない)ようにする
- アーカイブを移動
- 元のzipを別のディレクトリ(格納場所)に移動する
展開した項目をFinderに表示
解凍したらFinderの別窓が開く、あの挙動です。私は都度開いてほしくないのでチェックを外しました。
展開を続行(可能な場合)
「色々な理由によって解凍が途中で止まった場合、その後解凍を続けますか?」の意味。これもまたデフォルトにしています。
ちなみに余談ですが、zipを解凍できない場合は、具体的な解決方法を「あっとはっく」さんが詳細にまとめていらっしゃいましたのでリンクを貼らせていただきました。
参考リンク:MacでZipを解凍できないエラーを解決する方法! 対応していないフォーマットを展開しよう(外部)
専門的なことを実行されているので、内容を試される場合は自己責任でお願いします。
アーカイブの保存場所
アーカイブ = zipファイル、アーカイブ元 = zip化する前のファイル のことを指します。ややこしいですね。
こちらも同様にデフォルトの「アーカイブ元のファイルと同じディレクトリ内」で問題ないかと思われますが、固定の格納場所があるならここで指定してください。
アーカイブのフォーマット(+豆知識付き)
「通常のアーカイブってなんぞや」と疑問に思い概要と拡張子をざっくり調べました。
- 通常のアーカイブ(専門職向け)
- Linux系のアーカイブ(パッケージング)
- 拡張子「.cpio」
- 圧縮アーカイブ(専門職向け)
- Linux系の圧縮形式
- 拡張子「.cpgz」(.cpioを圧縮したもの)
- Zipアーカイブ(よく使う圧縮)
- Win/Macの互換性あり
- 拡張子「.zip」
- Appleアーカイブ(専門職向け)
- アプリ開発向けのため一般的な圧縮形式ではない
- 拡張子「.aar」
- Apple暗号化アーカイブ(専門職向け)
- アプリ開発向けのため一般的な圧縮形式ではない
- パスワードがかけられる
- 拡張子「.aea」
zip以外はとても専門的な場面で使用する形式なので、基本的な事務職の方や開発系の方ではないようなら安定のzipを使いましょう。
アーカイブ後
「zipを作った後、元のファイルはどうしますか?」の意味。私は元のファイルを見に戻ることが多々あるのでデフォルトの①にしました。
- ファイルをそのままにする(デフォルト)
- 元のファイルはそのままにする
- ファイルをゴミ箱に入れる
- 元のファイルをゴミ箱行きにする
- アーカイブ元のファイルを削除
- 元のファイルを完全に削除(復元できない)ようにする
- ファイルを移動
- 元のファイルを別のディレクトリ(格納場所)に移動する
アーカイブをFinderに表示
zipを作った後にFinderの別窓が開く、あの挙動です。私はこれまた開いてほしくないのでチェックを外しました。とはいえ、たまに便利なんですけどね。
まとめ
今回は「一括で個別にzip化する方法」をまとめました。
長年Macは使ってましたが、こんなに細かく設定できるとは…。知らなかった機能を知ると、長い目で選択肢が広がるのがいいですね。
ブログやストックイラストを続けていってまた知識が増えましたら記事化します。よかったら他の記事も見てみてください。
この記事が誰かの参考になったら嬉しいです。