ストックイラストが売れる具体的なコツとおすすめルーティン4選【生産性UP】
こんにちは。フリーランスデザイナーのおさかなです。
ひょんなことから思ってもみない時期に退職することになり、転職するでもなくフリーランスになって、夢のフリーランス!フリーのデザイナー!と毎日ハラハラしながら楽しんで過ごしています。
この記事では、「ストックイラストが売れるための具体的なコツ」と、
そのために変えられる「おすすめルーティン4選」をご紹介します。
ストックイラストで売れるには、単に作品をアップロードするだけでは不十分です。
どんな作品が売れやすく、どんな工夫をすれば売り上げを伸ばせるのかを理解して、日々のルーティンに組み込んでいきましょう!
ストックイラストで売れにくい作品の特徴
まず、売れにくい作品の特徴を把握することが重要です。
ニッチすぎるテーマや低クオリティの作品、トレンドに合わないデザインなどは売れにくい傾向にあります。
自分が描きたいものとニーズが一致していると最高なのですが、「どんなものが売れているか」「現在のトレンドニュース」「これからの時期」など未来を見据えた行動を心がけ、調べてから描くことを意識しましょう。
市場を調べずに描いてしまうのは、買い手がいないのに作品を作ってしまうことになり、売れない要因の一つです。
これらの点を改善し、売れるイラストを目指しましょう。
(人によっては、クライアントワークの際に「描いたけどボツだった」作品を限定して投稿する方もいるのですが、今回はストックサイト用に作品を作る方を主軸にお話ししています)
「稼ぐために必要なスキルとその理由」はこちらの記事で紹介しています。
ストックイラストが売れるための具体的なコツ
ストックイラストで成功するためには、単に良い作品を作るだけでは不十分です。
市場のニーズを的確に捉え、クオリティと一貫性を保ちつつ、タグやキーワードの最適化、バリエーションの提供など、戦略的なアプローチが求められます。
このセクションでは、売上を上げるための具体的なテクニックやコツをご紹介します。あなたのイラストが目に留まり、売れるための秘訣を学びましょう。
ニーズを把握する
ストックイラストが売れるためには、まずは市場のニーズを徹底的に理解することが肝心です。
トレンドリサーチや競合分析を定期的に行うことで、今どのようなテーマやスタイルが需要があるのかを把握し、その結果をもとに需要の高い作品を制作することが重要です。
「今、ストックイラストに求められているものは何か」を考え続けましょう。
イラストのクオリティと一貫性を高める
購入者に選ばれるためには、クオリティの高い作品を提供することが大前提です。
さらに、統一感のあるスタイルを持つことで、あなたのブランドとしての存在感が強まり、リピーターを獲得しやすくなるでしょう。長期的な成功には、品質とスタイルの一貫性が不可欠です。
タグとキーワードの最適化する
適切なタグやキーワードを作品に設定することで、ストックサイト内での検索結果に表示されやすくなり、より多くのユーザーに見つけてもらうことが可能になります。
第三者目線を意識しながら、一般的な用語から専門的な用語まで幅広くタグを設定することで、作品の露出を最大限に高めましょう。
バリエーションを提供する
同じデザインでも、複数のカラーバリエーションや異なるアングルのバージョンを提供することで、購入者により多くの選択肢を与え、購入される確率を高めることができます。
さらに、テーマ別のセット販売を行うことで、まとめ買いを促進し、売上を増加させる効果も期待できます。
継続的なアップロードをする
新しい作品を定期的に追加することは、アカウントがアクティブな状態であると見なされ、ストックサイト内での露出が増える可能性が高まります。
特に、季節やイベントに合わせたタイムリーな作品をアップロードすることで、需要に合った売り上げを効果的に狙うことができます。
「数年に一度だけアップロードする」よくないアカウント例はこちら。(私です)
積極的なPRをする
SNSやブログでの告知を積極的に行うと、ストックサイト以外のプラットフォームからも購入者を流入させることができます。
また自身のポートフォリオサイトやブログにストックサイトへのリンクを設置することで他のプラットフォームからの流入促進に繋がります。
最初は少し気恥ずかしい気持ちもあるかもしれませんが、どんどん告知していきましょう!
競争力のある価格設定
市場の状況を見ながら、競争力のある価格設定を行うことが大切です。他のクリエイターの価格帯を調査し、自分の作品が市場価値に合った価格で提供されているかを常に確認しましょう。
時折、期間限定の割引を設定することで、購入者の興味を引くことができ、売上を上げるチャンスを増やせます。
ストックサイトの多くは運営側で価格が設定されていて「このサイズ・拡張子で売るか売らないか」のみが委ねられていることがあります。この場合は売れる可能性を重視し、少しでも多くの拡張子に対応できるようにするのが吉と考えます。
おすすめルーティン4選
売れるクリエイターになるためには、日々の習慣が大きな役割を果たします。市場リサーチやスキルアップ、定期的なアップロードなど、成功への道を切り開くための習慣をどのように取り入れるかが重要です。
このセクションでは、クリエイティブな成果を最大化するために、日常生活に組み込むべき習慣とその実践方法について詳しく解説します。
毎朝5分間:トレンドリサーチ
売れるイラストを制作するためには、毎朝5分間だけでもトレンドや競合のリサーチを行う習慣を身につけることが非常に重要です。
これにより常に市場のニーズを把握し、新しいトレンドや流行を取り入れた作品をタイムリーに制作できるようになります。
日々の情報収集が結果として売れ筋作品を生み出す鍵となります。
毎日30分間:スキルアップの時間を作る
毎日30分間などと決めて、デザインやイラストの技術を磨く時間を確保しましょう。
新しいツールや技術を学ぶことで作品のクオリティを向上させるだけでなく、独自のスタイルを確立し、他のクリエイターと差別化を図ることができます。
継続的なスキルアップはクリエイターとしての成長を促進し、売れるイラストの制作につながります。
週2〜3回:作品アップロード
週に2〜3回、新しい作品をストックサイトにアップロードする習慣を取り入れましょう。
これにより定期的に新作を提供することでアカウントがアクティブと見なされ、サイト内での露出が増加する可能性があります。
特にシーズンやイベントに合わせた作品を計画的にアップロードすることで、時期に応じたニーズに応えることができ、売上向上が期待できます。
毎日30分〜1時間:創造力を刺激するためにインプットする
毎日、PinterestやInstagramなどからインスピレーションを得る時間を習慣化しましょう。
これにより、新しいアイデアが浮かびやすくなり、イラストやデザインの幅を広げることができます。
多様な情報源からのインプットは創造力を刺激し、より多彩なイラストを生み出すための強力なツールとなります。日々の小さなインスピレーションが、大きなクリエイティブ成果をもたらすことがあるのです。
ルーティンを見直して生産性アップ!
イラストが売れるための基盤を築くためには、日常の行動やルーティンを見直すことが欠かせません。しかし、それが無理なく実践できるものでなければ、長続きしません。
このセクションでは、忙しい毎日でも無理なく取り入れられる行動と、その具体的な実践方法をご紹介します。少しずつの工夫が、大きな成果を生むための鍵となるでしょう。
一つ一つは小さいタスクですので、自分に勝てるように一緒に頑張りましょう!
朝:頭が冴えている時間にイラストを描く
「朝の時間帯はクリエイティブに活用する!」と決めてルーティンに組み込みましょう。新しいアイデア出しやラフスケッチは集中力が高まるこの時間に行うことをオススメします。
質の高い作品を効率よく生み出すために各タスクの時間割りを設定し、クリエイティブな作業に優先順位を付けて、他作業とのバランスを取りやすくなります。
ながらタスク:リサーチ・インプットを他タスクとセットに
リサーチやインプットの時間を、コーヒータイムや通勤時の移動中など、他の活動と組み合わせて「ながら」で行う習慣を取り入れましょう。
これにより、無理なく日常の中で情報収集を行い、クリエイティブなインスピレーションを絶えず得ることができます。
また、無理のない習慣化は長続きしやすく、持続的な成長をサポートします。
毎月:目標を定めて可視化する
1ヶ月に何点イラストをアップするか、目標は決めていますか?
自分がアップロードした作品数やトレンド調査の結果を、視覚的に記録しておくことで日々の進捗状況を確認でき、現状把握がしやすくなったり達成感を感じやすくなります。
同時にモチベーションも維持しやすくなるため、サボりがちな人ほどオススメのルーティンです。目標の可視化は目指すべきゴールを常に意識するための強力なツールとなります。
イラストアップ後:SNSへシェアする
ストックサイトにアップロードした作品を、定期的にSNSでシェアしてフォロワーに知らせることも忘れずに行いましょう。
これにより、フォロワーとのエンゲージメントが深まり、ストックサイトへのアクセスを増やすことができ、購入の機会も増えます。
またSNSを活用したクロスマーケティングを行うことで、作品の認知度をさらに高め、売上向上につなげることが可能です。
ちなみにストックサイトはこの記事で紹介しています。
補足
副業から本業へ移行するためには?
副業として始めたイラストが軌道に乗り始めたら、いずれ本業にしたいと考えるかもしれません。
そのためには、持続可能な収入を得るための戦略や、ポートフォリオの充実、自己PRの強化が重要です。自分のブランドを築き上げて信頼を得ることが成功への鍵です。
必要なツールやソフト
デジタルイラストを描くためのソフトウェアも、初期投資として考えておきましょう。Adobe PhotoshopやClip Studio Paintなど、プロフェッショナルが使用するツールもありますが、まずは無料のソフトウェアから始めて、自分に合ったものを見つけるのも一つの手です。
こちらでもおすすめの使用ツールを紹介しています。Adobe製品を使えるようになりたい人はどうぞ。Adobe CCを39,980円(税込)の学割価格で購入できて、お得に11講座を学べます。
プロに近づきたいならスクールを視野に入れる
「イラストに自信がない…」「もっと早く上手くなりたい」「プロの技を学びたい!」そんな方にはデジタルハリウッドというスクールがおすすめです。
ちなみに私、デザイン職に就く前はイラストレーターやアニメーターを目指していたのですが、その当時にデジハリの存在を知っていたら通っていたかもしれません。(なんだったら今も受けてみたい)
イラストの他にも動画クリエイター、Webデザイン、グラフィックデザイン、3DCGなど現代のクリエイター必須のスキルを教えてくれるので、サイトを見回って色々視野を広げてみてはいかがでしょうか。
まとめ
売れにくいイラスト、売れるための習慣など、いくつ当てはまっていましたか?今すぐ取り入れられるものが中心なので、ぜひ作品を作る前に読み返してみてください。
ストックイラストで売れるためには、市場ニーズの把握、作品クオリティの向上、タグやキーワードの最適化など、さまざまな要素を意識する必要があります。また、日々の習慣を見直し、効率的なルーティンを取り入れることで、長期的に売れるイラストを提供し続けることが可能です。
「最初の一歩が踏み出しにくい…」という初心者の方には、ユーザー数・ダウンロード数の高い「イラストAC」からお勧めしています。
ストックイラストがどんな雰囲気か知りたい人は、ここから無料で登録できるので一度マイページなどを見てみてください。
思い切ってやってみると、意外とハードルは低いことが感じられると思います。「一枚だけでも投稿してみる」など、昨日と違う行動をしてみてはいかがでしょうか。
これらのコツを実践し、ストックイラストでの成功を目指しましょう!