【PIXTA/ピクスタ】アップロード可能枚数上限の変更!影響と対策
こんにちは。フリーランスデザイナーのおさかなです。
ひょんなことから思ってもみない時期に退職することになり、転職するでもなくフリーランスになって、夢のフリーランス!フリーのデザイナー!と毎日ハラハラしながら楽しんで過ごしています。
イラストで副業を始めて、ストックサイト【PIXTA】に登録してみてる!してみたい!という意気込みのそこのあなたは、
「PIXTAのアップロード可能枚数って?」
「アップロード可能枚数が減った気がする…」
「普通は何枚?」
といった疑問を抱いたことはありませんか?
そこでこの記事では、PIXTA公式の回答とPIXTAに作品登録しているクリエイターの方のご意見を交えつつご紹介します。
PIXTA(ピクスタ)公式「アップロード可能枚数は随時調整」
PIXTAでは期間ごとに作品登録できる数に制限を設けており、下記の条件によって制限数が随時調整されるようになっています。
・作品のセレクトの十分さ(審査でのリジェクトが少ないこと)
・販売素材としての品質
・タグ(情報)づけの適切・正確さ
設定された期間が終わると、作品登録の上限枚数がリセットされ、また次の期間に一定点数が作品登録できるようになります。
PIXTA – 「アップロードできる作品の点数は決まっているのですか?」参照
…なので「一発OKが出せるキレイなデータで、内容・タグがマッチした高品質な作品を作る人を優遇します!」ということですね。
やっぱりサイト運営側としては「手間のかからない良い作品=売れそうな商品を作る人」を優先したいですよね。要するにズレてない作品を作ることが重要なようです。
ちなみに、私のアップロード可能枚数上限は…
2020年に5枚投稿→4年放置した私の上限数は、300枚/月でした。(クリエイター登録当初からかは不明です)
記憶では最初からだったかと思うのですが、クリエイター登録直後のメール履歴等が残っておらず分からず終いでした…残念。(もし判明したら追記します)
これは推測ですが、AIの発達や副業ブームも相まって現在の市場が飽和状態なのであれば、最近のクリエイターさんのように50枚スタートでも不思議ではないですよね。
PIXTAさん側は高品質な需要ある素材を集めるために、他ストックサイトと比較して「商品数<品質」の面でも差別化したいのでは?と考えられます。
※2024/9/12追記
アップロード可能枚数が500枚にアップしました!※2024/10/12追記
アップロード可能枚数が750枚にアップしました!
アップロード可能枚数が少ないとどんな影響がある?
大量にアップしづらい
やる気のある時や まとまった時間に量産してしまいたいストックイラストやストックフォト。
そのままストックサイトに登録しちゃいたい!と思っても、1ヶ月50枚以下だと少し少なく感じるかもしれません。
露出機会の制限
投稿枚数が少ないと、検索結果や関連アイテムとして表示される機会が減ります。これは購入者に見つけてもらうチャンスが限られることを意味し、売上に直接影響します。
たくさんアップできるに越したことはないですね。
幅広いニーズに対応しにくい
多様なイラスト・写真を投稿できないため、異なるジャンルやテーマでの顧客ニーズに対応することが難しくなります。
結果として、特定のテーマやジャンルに集中している他のクリエイターに比べて、選ばれる可能性が低くなります。これは結構致命的な内容かもしれません…!
アカウントの信頼性や評価の低下
投稿枚数が少ない場合、サイト内での活動量が少ないと見なされ、アルゴリズムがイラストを優先的に表示しない可能性があります。
また、購入者からの評価やフィードバックを得る機会も少なくなるため、長期的な信頼性の構築が難しくなります。
収益の分散が難しい
多くのイラストを投稿することで収益源が分散され、1つのイラストが売れなくても他のイラストで補うことができます。
しかし、枚数が少ないとそもそも分母が小さくなってしまうため、こういったリスクヘッジが難しくなります。
ストックサイトの特性を最大限活かせない
ストックサイトは大量のコンテンツを投稿し、それが蓄積されていくことで徐々に収益を増やすモデルです。アップロード可能枚数が少ないとその分ユーザーに見てもらう機会が少ないので、このビジネスモデルの恩恵を十分に享受できないことになります。
ストックイラストで成功するためには、継続的な投稿と多様なコンテンツの提供が鍵となります。
そのため、アップロード可能枚数が少ない状況ではより戦略的に、ニーズのある作品を厳選する必要があります。
PIXTA(ピクスタ)アップロード可能枚数の上限は増やせる?
ただそうは言っても「もっと投稿したい!今の枚数じゃ足りない!」という意気込み猛者向けに、アップロード可能枚数の上限は増やせるのかも載せておきます。
アップロード可能枚数の上限は「自分で増やせる」
500点以上の高品質なストック素材を保有されている場合には、アップロード枚数の増加をご依頼いただくことが可能です。
増加をご希望の場合には、ご自身のポートフォリオURLをご準備いただき以下フォームよりご依頼ください。
▼アップロード枚数増加リクエスト
http://s.pixta.jp/1TTwJT6
※「500点以上の高品質なストック素材を保有」とは、PIXTAに登録可能な画像ファイルを500点以上お持ちである状態を指しております。
PIXTAに500点以上登録済みである状態を指しているわけではありませんので、ご安心ください。
PIXTA – 「アップロードできる作品の点数は決まっているのですか?」参照
「アップロード可能枚数増加リクエスト」が送れる
…なので「良い作品ならすぐ商品棚に並べる可能性があるよ!」ということですね。これまたサイト運営側としては「良い商品を持ってる人」「良い商品を作る可能性を多分に秘めた人」を優先したいですよね。
ただこの手段は、ポートフォリオの準備が難しかったり手間だったりする可能性があります。
本業のイラストレーターさんやデザイナーさんはポートフォリオは既にお持ちかもしれませんが、最近始めたイラスト副業初心者の方や、作ってはアップしていて手持ちがない方には少々難しい条件なのかもしれません。
でも諦めないでください。まだ手はあります…!
アップロード可能枚数の上限は「自動的に増減する」
購入者により良い素材を届けることを目的とし、ストックフォト、ストックイラストの品質を高めるため、いくつかの基準を設けました。
PIXTA – 「アップロード可能枚数制限のリニューアルについて」参照
2022年にアップロード可能枚数制限のリニューアルが行われました。そこではアップロード枚数やその頻度に影響されない評価になる、と発表されました。以下が引用です。
アップロード可能枚数に影響すること
- ストック素材としての品質
- 総ダウンロード回数
アップロード可能枚数に影響しないこと
- アップロード可能枚数の使用率
- アップロードの頻度
このリニューアルではアップロードの頻度・枚数に影響しないとのことで、4年間放置した私は非常に助かりました。よ、よかった…
やっぱり「需要ある作品」を投稿し続けることが鍵
制限のリニューアルはなされましたが、アップロード可能枚数はPIXTAの基準によって増減されるので、
「この人はいつもデータチェックが楽だな」
「作品も高品質で、タグ付けもマッチしてる」
といった、販売側にとって理想的なクリエイター(コントリビューター)になれば、PIXTA側から「もっと投稿してください」と上限アップの連絡が届くようです。
実際に50→100枚、人によっては50→1,500枚という驚異的な方もいらっしゃるようで。努力量が圧倒的…!
ストックサイトを必要としている人が何を求めてサイトを訪れているか。
それを常に考えながら作品を作り続けるクリエイターさんにはもっと投稿してほしいと誰しもが思いますよね。
現状、○枚以下だ…とショックを受けている方も、1枚1枚を丁寧なデータに仕上げ、使う人のことを考えながら作ってみると、販売枚数にも良い影響が出るかもしれません。アップロード枚数だけにこだわらず、良い作品を投稿→継続していきましょう。
そうすればきっと、アップロード可能枚数は後からついてくることと思います。
まとめ
PIXTA(ピクスタ)公式の「アップロード可能枚数は随時調整」であること、「アップロード可能枚数の上限は増やせるか」といった、PIXTA枚数上限についてご紹介しました。
イラストを描く楽しさを活かしながら ご自分のペースで投稿して、一緒にコツコツ頑張りましょう〜!